今日も足踏み

30代アルバイト男のつまらない独り言

20160214a ノンフィクション43歳のひきこもりを観た

再放送だが前回は観てないが話題に上がったのは知っていた。


一通り観て僕と『大差ない』なと感じた。僕だって、もしひきこもるのを認めてくれる親の元で育っていたのなら確実にひきこもっていたに違いないからだ。現実、今の僕ですらひきこもりに近い部分が多い。友達は一人たりともいないし、休みの日などは一歩たりとも外に出ないで一日中テレビを観て過ごしている。


単純に彼との差異は親がひきこもるのを認めてくれるかどうか、に尽きる。僕の親は厳しかった為、働かない僕を一カ月も家には置いてくれなかったのだ。生きる為にアルバイトでも何でもして働かなくてはならなかった。実家に頼れない、親と親しげに談笑すら出来ない。そんな僕からしてみれば、この43歳の人のことを多少は羨ましく感じてしまうのだ。家に常に一人で年中一人きりの食卓でいなければならないのは非常に淋しいのだから。


彼は和歌山を訪ね、マラソンを経験し、現在は野菜作りを手伝いしているそうだ。羨ましい。自立の一環なのだろうが、非常に楽しそうである。安易に誰でもできる仕事で生計を立てることで妥協してしまった僕よりも確実に人間らしい意味のある時間だろう。僕は今一度自らの生活を顧みてこれからまだ40年はある長い時間をどう生きるか考えなくてはならないのかもしれない。



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