今日も足踏み

30代アルバイト男のつまらない独り言

20160223b ステーキは食えなかった

今日は休みになったので先日無念だったシウマイ弁当を買いに行った。二店回って5つ。買うタイミングを見誤ったか、賞味期限が午後4時が3つ、午後7時が2つになってしまう。


その後ステーキ店のポイントを貯めにステーキでも食おうか、としてみたが腹具合というよりも例によって吐き気というか気持ち悪さがずっとあったのでランチタイムぎりぎりで入ろうと考えた。


2時間ほど時間潰しをしなくては、とブックオフに立ち寄る。漫画コーナーに行こうとしたが、3階にあった為文庫本コーナーで妥協した。活字を読むなんて何年ぶりだろうか。


ぼーっと背表紙のタイトルを見ていると、宗田治の『ぼくらのシリーズ』が目に入る。懐かしい。中学生の頃に買って読んでいた思い出がある。パラパラとページをめくってみたが、読んだ記憶は蘇らない。しかし表紙の絵は少年時代にずっと見ている覚えがあるのだ。実家の母親はすぐに物を捨ててしまう人だから、きっとこの本たちも捨てられているのだろう。一冊買おうかと思ったが思いの外高い、350円とは。シリーズ全てが揃ってる訳でもないし、今後手に入れようとする時にダブってしまうのはいい気分ではないので今回は見送ろうと考えた。立ち読みで済ませるには何だか勿体無い気がしたので次回、何年後になるかは分からないがその時の楽しみにしておこう。


立ち読みしたのは小林泰三の『肉食屋敷』と乙一の『夏と花火と私の死体』


小林泰三の本も何冊か大学生時代に持っていたが、グロテスクな表現が多く、あまり家に置いておきたくない一品だった。短編小説が好きなので気楽に読めて良い。この本では2番目のジャンク屋の話は良かった。死体を切り分けてくっつけて動かす、という非現実はこの人の作品では割とよく見られる。死体を尊いものとせず、ただの物体として淡々と描くのは狂気性を感じられて良い。


『夏と』は読みやすいがイマイチだった。以前ssのまとめブログを読んで非常に良かった、『俺「母さんの作るご飯がまずすぎて妹が死んだので旅に出ます」』という作品がこれに似ていると聞いてどんなものかと思っていたのだが。死者に対する想いがまるでない。幼い兄妹があくまで死体隠匿をするだけの話だった。


さて、いい時間になったものの、吐き気が依然として消えないのでステーキは諦めて帰ることにする。帰路で目に入った富士そばでもりそばを食べる。すぐに出でくるし300円と安いしささっと食えるし素晴らしい。その後100円ショップを物色しつつ、スーパーでチューハイを買って帰った。





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